サーカス学校

驚くなかれ、こんな田舎にサーカス学校ができたのだ。サーカスの曲芸技術を使ってパフォーマンスをする二人組が数年前、 近くに引っ越してきた。購入した土地に大きなドームを建てて、その中に空中ブランコや、ロープなどの器具を設置、器械体操、劇、曲芸などを教えている。

コロナのせいで開校予定が遅れに遅れて去年9月に開校。一ヶ月もしないうちに一時閉鎖に追い込まれたが、今年1月に入ってから授業を再開した。

地元の、特に移民コミュニティの間ではものすごい人気で、クラスはどれも子供達でいっぱい。大人のクラスもほぼ全員が子供。

...実は私も行き始めた。空中ブランコやロープやティッシュ(天井から吊り下げた長い布)。こんなものは触るのも初めてだったが、思ったよりも(見かけよりも)アブなくはない。できることを少しずつ、無理なく一人一人見てもらえ、怖いと思うことはその時はやらずに、自信がついたらやってみる。空中ブランコといっても、地上から2メートルくらいのところで下に厚いマットを置いて、先生が側で必要ならばすぐにサポートしてくれる。今更サーカスに入ろうとは思わないが、かなりのめり込んでいる。

 

サーカス学校のウエブサイトはこちら

ドローン騒動

オランダから遊びに来た友人はドローンを持って来ていた。ある日、耳慣れない音に気付いて見に行くと、ドローンが空中静止して、私たちを見下ろしていた。手元のコントローラの画面に、ウチのネコが私たちの後ろを通る様子が映った。

チャチな初期のドローンは見たことがあるが、彼が持ってきたような本格的なものは初めてだ。「これから家の上空を一周させて360度パノラマの映像を撮るよ」と彼は何だかとっても嬉しそう。去年のお誕生日にパートナーの彼女からプレゼントしてもらった高価なオモチャだ。

4分の1周ほど回った頃、調子がおかしいと気付いた彼は、ドローンを呼び戻すことにした。高度を下げながら離陸地点に近づいてくる。高度の下げ過ぎではないかと、素人の私が思うとほぼ同時に、ドローンが空からストンとまっすぐ真下に落ちてしまった。

えっ、こんなことってあり?

いつでも冷静な友人はこの時も動じずに、「何だか電池が変だった。ちゃんと充電はしたはずなのに。探しに行こうか」

コロナ時代の旅行 計画が立てられない!

久しぶりにオランダから友人が遊びに来た。ここ1年、国境を越えて訪ねてきた友人は他にはいない。去年は、コロナ感染者数が減少して、規制が緩和された時に来ることができた。今回は二人とも、予防接種を二回とも済ませ、コロナのテストも数回受け、帰国時の自主隔離がなくなるタイミングを見て、南下してきた。出発までの数日間は、感染者届出件数や検査陽性率を元に毎週火曜日に更新されるトラベルマップとにらめっこ、マップがあらかた緑になるのを待って、数日遅れで出発。

元々はキャンパー・バンでキャンプ場に泊まりながらフランスとスペインをゆっくり見物しながら南下して、家には10日から2週間滞在するという予定だった。出発が延びているのは聞いていたので、いつ出るのだろうかとZoomで連絡したら、もうフランスとスペインの国境まで来ているという。それにしても、スペインではあちこち見てから来るだろうと思っていたら、二日後の金曜日に現れた。

どうなっている、ワクチン接種?

ポルトガルでは4月末までには80歳以上のワクチン接種はほぼ完了、5月半ばにはワクチン接種対象は60歳以上の国民及び居住者となっている。私もすでに、1度目の接種を終えた。

日本では6月半ばを過ぎてやっと、高齢者にもワクチン接種の順番が回ってきているようだ。日本の様子を見ていると、医療関係者等、第一線で仕事をしなければならない人たちに優先的にワクチン接種を行い、その後、高齢者から順番に進めていく、と言っているようだが、実態は割り込みや大規模接種で順番など守られていないように見受けられる。だいたい、大規模接種の会場に、自宅で生活している高齢者の中には簡単に行かれない人も多いだろう。

さらに、厚生労働省のサイトを見ると、高齢者65歳以上と一括りにしているため、65歳の人ならば自分で煩雑な手続きをができても、90歳を超えていれば自分ではできずに、どうしても後回しになってしまうのではないだろうか。電話がかからない、インターネットがダウンした、という話がニュースで伝わってくる。

それなのに、オリンピック選手や関係者には優先的に接種をするという。一体、どうなっているのだろうか。公平性よりも、オリンピック開催優先。高齢者は面倒だから一括り? 日本では、きめ細やかで親切なサービスが大切にされてきたのではなかったのか。

混乱を極めるコロナ対策 英国の場合

英国はコロナ対策で、感染者数の増減によって各国を赤・黄・緑に色分けをしている。緑に分類された国には必要不可欠な理由以外でも渡航が認められ、コロナの簡易検査及びPCR検査の陰性結果は必要だが、帰国した際の隔離義務もない。黄に分類された国には必要不可欠な場合は渡航が認められ、帰国の際には自宅などでの自主隔離が義務付けられる。赤に分類された国へは原則渡航禁止で、帰国した際には10日間、政府が準備した宿泊施設での隔離が義務付けられ、費用約20万円は自己負担となる。

欧州の感染者数が増加したこともあって、英国民は欧州への渡航を禁じられていたが、5月に入り、感染者数が減少してきた国が出始め、観光も許可される国がリストアップされ、ポルトガルもその中に含まれていた。長引く移動制限で何度も海外での休日中止を強いられ、計画変更にうんざりしていた人たちは早速、ホリデーの計画を立てて出発した。ポルトガル南部には英国からの観光客が、1日5千人規模で押し寄せてきた。

世界一長いつり橋

ポルトガル北中部のArouca Geoparkで世界一長い、歩行者専用のつり橋が2年間の歳月をかけてて完成した。5月3日から一般公開されている。 全長516メートル、歩く部分は金属で格子状。遥か下に、峡谷を流れる川が見える。

ポルトガルで何が世界一かと聞かれて、私にはぱっと思い浮かぶものがない(すみません)。世界一の何かがなければいけないというわけではもちろんないし、ポルトガルには良いところがたくさんある。これからも地味でも人間味のある住みやすい国であり続けて欲しいと思っている。

けれども、これは世界一のつり橋だ。ちょっと怖そうだけれど、面白そう。そのうち、行ってみたいと思う。

 

https://www.bbc.com/news/av/world-europe-56938388

新型コロナ、明かりは見え始めたか

気がつくと、ここ何回かのエントリーはコロナ関連ばかり。他の話題も探そうとは思うのだが、やはりコロナが生活に及ぼす影響が大きいので仕方ないのかもしれない。

2021年1月、ポルトガルでの新型コロナ感染者数はピークに達し、世界でも最悪のレベルになり、新型コロナの患者を乗せた救急車が病院の外に長蛇の列を作る様が、繰り返し報道された。状況の急激な悪化を受けて1月半ばには日常生活に不可欠でないと判断された店とレストランやカフェやバーの休業、スーパーなど日常生活に不可欠な店の営業時間短縮と店内の客数制限、休校、市の境界線を超える移動と夜間外出の禁止など、罰金刑のつく厳しいロックダウンが慌ただしく導入された。

クリスマス休暇で規制緩和を適用したせいで感染が急激に広がったと思われる。3月に入って感染者数は減少傾向に転換したが、例年ならばクリスマスよりも賑やかで盛大なイースター休暇(今年は4月4日の週)での規制緩和は見送られた。イースターの週末は、里帰りをした人をちらほらと見かけはしたものの、全体的に誰もが息を潜めて時間が過ぎるのを待っているようだった。

悪化する新型コロナの感染状況

前回、新型コロナの感染状況を更新してから約一ヶ月。状況は悪化の一方と辿っています。

一週間ほど前には、本土ポルトガルで治療する余裕のない患者を島嶼部マデイラとアソーレスの病院が受け入れる準備ができたと発表。さらに、ドイツとオーストリアが患者の搬送を受け入れると表明。2月3日には、ドイツからドイツ軍医療部隊隊員26人が医療器具持参でポルトガルに到着(日本の深部でも2月4日付で報道。https://www.tokyo-np.co.jp/article/83996?rct=world、東京新聞)。少し前までは緊急状況にあった隣国スペインも、ポルトガルからの患者受け入れを表明した。さらに、外国籍の医療従事者を一年間の期限付きで招待しようという動きもあるようだ。

BBCウエブニュースのリンクはこちらhttps://www.bbc.com/news/world-europe-55902317

新型コロナの状況

12月に入ってから、私たちの住む村でコロナのクラスターが発生した。情報通のローザによると、12月初めに村人が家族・親族30人ほどで洗礼式を祝う会を催したのだという。リスボンからやってきた親族の一人がコロナに感染していたせいで、20数人がコロナ陽性に。入院した人がいたのかは知らないが、全員が少なくとも自宅での隔離となったという。

12月末になって、一緒にヨガをやっている友人の大学生の息子がコロナの陽性となり、家族全員が自宅隔離に。その後、友人とその娘も陽性になった。息子は1月初旬の現在、すでに回復しているという。友人は高熱の症状が出ているという。

私たちの住んでいる集落は今のところ大丈夫そうだ。コロナがなくても、集落から出かける用事のある人はあまりいない。定期的に出かけるのは私たちや仕事を持っている数人のみ。買い物やヨガなど集落から出ることが多い私たちが十分に気をつければ、大丈夫であることを願いたい。

この村では1人がコロナで、2人が検査をしなかったので確信はできないが多分コロナで亡くなった。

ちなみに、8日から市の境界線を越える移動は夜23時から翌朝5時まで禁止。週末の土日は午後13時以降の外出が禁止される。

クリスマス、年末年始

毎年、隣のアリスの家に集まってクリスマスを祝った。アリス、娘のエレナ、その息子家族と息子の妻の両親、そして私たち。もう、そんなクリスマスの宴は行われない。アリスのいない家は暗く、村人が集まった彼女のキッチンは冷え切ったままだ。

それでも、クリスマスを家族と過ごすことができるようにするために、移動規制は緩和された。私たちが住む地域ではコロナの感染者数が低く、3段階評価で一番下、元々、移動規制はされていなかった。クリスマス当日は同じ地域に住む友人と、感染者数が高く通常ならば移動が規制されている地域に住む友人、いつも集まる6人で英国風ベジテリアンのクリスマス料理を楽しんだ。

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