混乱を極めるコロナ対策 英国の場合
英国はコロナ対策で、感染者数の増減によって各国を赤・黄・緑に色分けをしている。緑に分類された国には必要不可欠な理由以外でも渡航が認められ、コロナの簡易検査及びPCR検査の陰性結果は必要だが、帰国した際の隔離義務もない。黄に分類された国には必要不可欠な場合は渡航が認められ、帰国の際には自宅などでの自主隔離が義務付けられる。赤に分類された国へは原則渡航禁止で、帰国した際には10日間、政府が準備した宿泊施設での隔離が義務付けられ、費用約20万円は自己負担となる。
欧州の感染者数が増加したこともあって、英国民は欧州への渡航を禁じられていたが、5月に入り、感染者数が減少してきた国が出始め、観光も許可される国がリストアップされ、ポルトガルもその中に含まれていた。長引く移動制限で何度も海外での休日中止を強いられ、計画変更にうんざりしていた人たちは早速、ホリデーの計画を立てて出発した。ポルトガル南部には英国からの観光客が、1日5千人規模で押し寄せてきた。
直後に、変異株の問題が表面化。緑になって3週間で慌てて、黄に変更することに。変更後に帰国したら10日、自主隔離しなければならなくなる。 半年くらい前にも同じような事態が起こっていた。今回も政府決定で振り回されるのは、待ちに待った息抜きに、緑に分類された国々に出ていた英国観光客だ。帰国後、自主隔離などできない人もいる。変更日時以前に帰国しなければと帰国ラッシュになるが、誰もが同じように考えるため、航空券や船便の切符が手に入らない。
もっと事態が落ち着いてから休暇に出ればいいのに、と私は思ってしまうが、国民性なのだろうか、英国民の多くはそうは考えないらしい。
日本のコロナ対策も、オリンピックを何が何でも開催するために無理を通してあちこちにほころびが出ているようだが、英国も似たり寄ったりだ。連れ合いもそろそろ、1年以上、会うことができないでいる家族に会いに一時帰国したいと思ってはいるのだが、このような状況では先が読めない。日本への一時帰国も、まだ全く見えてこない。
6月4日と8日付BBCニュースのリンク
https://www.bbc.com/news/uk-57353048
https://www.bbc.com/news/uk-57393931
写真は上記のニュースサイトから引用。

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