新型コロナ、明かりは見え始めたか

気がつくと、ここ何回かのエントリーはコロナ関連ばかり。他の話題も探そうとは思うのだが、やはりコロナが生活に及ぼす影響が大きいので仕方ないのかもしれない。

2021年1月、ポルトガルでの新型コロナ感染者数はピークに達し、世界でも最悪のレベルになり、新型コロナの患者を乗せた救急車が病院の外に長蛇の列を作る様が、繰り返し報道された。状況の急激な悪化を受けて1月半ばには日常生活に不可欠でないと判断された店とレストランやカフェやバーの休業、スーパーなど日常生活に不可欠な店の営業時間短縮と店内の客数制限、休校、市の境界線を超える移動と夜間外出の禁止など、罰金刑のつく厳しいロックダウンが慌ただしく導入された。

クリスマス休暇で規制緩和を適用したせいで感染が急激に広がったと思われる。3月に入って感染者数は減少傾向に転換したが、例年ならばクリスマスよりも賑やかで盛大なイースター休暇(今年は4月4日の週)での規制緩和は見送られた。イースターの週末は、里帰りをした人をちらほらと見かけはしたものの、全体的に誰もが息を潜めて時間が過ぎるのを待っているようだった。

それが功を奏したのだろうか、ポルトガル政府が目指していた4月半ばからの規制緩和は順調に進んでいる。レストランやカフェも、お持ち帰りのみの営業から、人数制限付きの屋外テーブルの営業、5月に入ってからは屋内テーブルも人数制限付きではあるが、営業が可能となった。 学校の再開、移動制限の解除、夜間外出の規制解除...。全国的な規制緩和ではなく、感染者数によって地域を赤、黄、青に色分けしての緩和である。

規制緩和が進めば、どっと人出が増えるのではないだろうかと思っていたのだが、予想に反してポルトガル人は用心深かった。屋外テーブルの営業が可能になったお気に入りのレストランに解除後の早い時期に行ってみた。もちろん、事前予約が必要だ。ガランとして、私たち4人以外に、客はいなかった。5月に入って屋内営業が再開されると、このレストランに限って言えば客足は戻っているようだ。さらに、屋内での人が集まっての運動も規制は緩和された。

それでも、全面解除にはまだ程遠い。このあたりは黄色地域ではあるが、かなり赤色に近い。市境線を接している隣の市は赤色地域だ。5月17日からは英国からの観光客の受け入れを始めた。予防接種はまあまあ進んではいるものの、本当に、大丈夫なのだろうかと心配になる。

写真は、本文とは全く関係ないが、集落の廃墟の石壁に座る猫の親子。少しでも明るいものを、と...。