燃えるものは燃やせるうちに

10月半ばから、断続的に長雨が続いている。雨の切れ目で、4日、晴天が続いた。オリーブの剪定で山積みになった枝などもちょうど乾いてきた。焚き火日和である。

せっかくだから、焼き芋も作ろう。

12月なのに、この日は暖かく小春日和。お昼は近くに住む友人を招いて、テーブルを出してベイクド・ポテトのお昼を楽しんだ。

写真は上から

パチパチと音を立てて燃えるオリーブの枝

焚き火全景

ベイクド・ポテト!

 

 

ブレグジット(英国の欧州連合離脱)と国籍取得

「何でこうなる? 信じられない!」 というのが大方、このあたりで暮らす英国人、つまり英国籍の移民の反応である。12月12日の英総選挙のことである。ジョンソン率いる与党保守党が大勝利を収めた。これで来年1月末日、 合意が出来ようとできまいと、 欧州連合(EU)離脱に突き進む可能性が一段と濃くなった(実際には移行期間があるので離脱は来年12月)。

2016年6月の EU離脱を問う国民投票、翌2017年3月の離脱発動法への署名、それに続く終わりの見えない混乱。今回の総選挙での保守派の勝利は英国民のブレグジット疲れの結果のようにも見える。

(自称?)ジャーナリストからロンドン市長、メイ政権下では外務大臣を務め、英国首相にまでのし上がったジョンソン。タイム紙記者の時代には引用をでっち上げてクビになり、テレグラフ紙はジョンソンの不正確な記事の訂正に追われた。ジョンソンが嘘つきだということは、秘密でもなんでもなく、ほとんど「常識」のようだ。ちなみに、ボリス・ジョンソンの嘘というサイトがある(興味がある方はこちらのリンクをどうぞ<https://boris-johnson-lies.com/>。ついでに調べたら、トランプにも安倍にも同じようなサイトが山ほどあった)

フェルトで繕う古いセーター

古くなってしまったお気に入りのセーター。器用な人は繕うこともできるのだろうけれど、あまり器用でない私は、古くなったセーターは切り取ってレッグ・ウォーマーやリスト・ウォーマーにしていた。このベージュのセーター、もう何年くらい着ているのだろう。ボロボロ、とまでは言わないが、かなりくたびれてきた。切り取ってしまうのは忍びない。どうしようかなあと考えている時に、フェルト細工に思い当たった。

元々がウールのセーターだから、フェルトできっと修復できるはず。ということで、手元にあったカード済み(注)の羊毛を持ち出した。

まずは、袖口にプラスチックの台紙を挟み、その上からウールを置いていく。前回のフェルトのワークショップ同様に、プチプチのプラスチックの上に袖口を乗せ、熱めの石鹸水でフェルト化させていく。そんなに大きなものではないので、時間もかからない。30分もすれば出来上がり。左右非対称になってしまったけれどそれも個性。これでまた、数年間はもちそう。

(注)カーディングを終えた繊維。カーディングとは、繊維の方向を揃えるためにやる作業。

写真上から

穴が開いて擦り切れてきた袖口。

カード済みのウールを、台紙を挟んだ袖口に置いていく。

仕上がりはこんな感じ。

オリーブの収穫 2019年 第二弾

最初に搾油をしてから約10日間はほとんど雨模様の天気。オリーブの収穫に最適とは到底言えない。雨が上がっても、木が濡れていれば滑りやすい。オリーブの実を受けるために土の上に広げるシートが濡れても扱いにくい。水とオリーブの油が混じれば滑りやすくなる。今年の収穫はこれまでかなと考え始めた頃に天気が回復した。

実は数ヶ月前から、オランダの友人がオリーブ収穫期に遊びに来ると言っていた。11月半ばならばちょうど収穫もできるし、製油所も経験できるからと、3週目の週末にくる予定になっていた。既に一度収穫は終わってオリーブオイルは絞ったし、今年はタイミングがよくなかったかも、と思っていた。が、もう一度収穫するチャンスが訪れた。

オリーブの収穫 2019年 第一弾

オリーブの収穫は2年ぶりだ。昨年はオリーブの花が満開の頃、強風と豪雨に見舞われて花がほぼ全滅。実がつかなかった。 例年、オリーブの収穫は10月末から11月初旬に始めて2、3週間作業を続け、製油所で油を絞り、11月半ばを過ぎる頃にはしぼりたてのオリーブオイルにパンを浸して幸福を味わう。

今年は天候不順もあって、例年よりも2週間早く、10月なかばから収穫を始めた。長期天気予報を見ると、11月に入ってすぐに雨が降り始め、当分の間は晴れそうになかった。

製油所は今年は11月4日の月曜日にオープンすると聞いた。スティーブが確認に行くとその一週間前から機械の点検を始め、問題なく動くようであれば月曜日に、問題なく動くことが確認できてオリーブの持ち込みが始まればもしかすると週末にも営業を始めるかもしれない、となんともポルトガルらしい答えが返ってきた。

オリーブの木を見上げると、すでに収穫時期に入っている。早めに収穫するとオリーブ色、つまり緑色のオリーブが多くなる。若いオリーブが多く含まれるオリーブオイルは胡椒のような、ピリッとする味がする。遅めに収穫をすると黒く熟した実が多くなり、マイルドだ。油の含有量が多い、熟した実が多ければ多いほど、戻ってくるオリーブオイルの量も増える。

子猫のフィリー

ある村の公民館を借りてやっているダンスのセッションに毎週、通っている。公民館のすぐ辻向かいにはその村の交響楽団の建物がある。内部の床は板敷きで舞台も設置され、昭和時代の小学校や中学校の体育館を思い出させる。その裏手には公園のように整備された林があり、夏の暑い日には木陰でピクニックをする家族がいたり、子供達が遊んでいたりする。時々、キャンピングカーも停まっている。公民館に行く時には、そこに車を停める。

9月半ばのある日、車から降りると交響楽団裏口の屋根の下から子猫の鳴き声が聞こえてきた。きっと捨て猫だ、と思いながら見に行くと案の定。綺麗な青い目の子猫が助けてもらいたいけれど怖いといった様子で、鳴きながら、震えるほどに力を込めて爪をたてて立っていた。近づいて拾い上げようとすると、鳴きながら奥の方に逃げてしまう。よく見ると、片方の目がない。

ダンスが終わって出てくると、ダンスに参加していた母親を待っていた子供達が、どこからか拾ってきた靴用のダンボールの中に暖かそうな雑草の穂を入れて子猫用のベッドを作っていた。子供達は口々にお母さんに子猫を連れて帰りたい、責任を持って飼うからと訴えていたが、「責任を持って飼うと言っても、病気になったら獣医に連れて行くのは私なのよ。子猫の医療費を払うような余裕はないわ」と却下されていた。

公園でヨガの実演

日曜日の朝、近くの公園でヨガの実演をやった。ポルトガルに移住して以来、ずっとついているヨガの先生が、毎年一度、やっているミニイベントだ。

集まってきたのは、全くの初心者から多少ヨガの心得のある人たち数人。

以前はこの公園で毎週定期的に太極拳もやっていた。

ポルトガルの最高峰でリチウム採掘に反対する

リチウム電池はケータイ、パソコン、デジカメ、スマホ、そして二酸化炭素を排出しないから環境に優しいとマーケティングされる電気自動車等に使われる。小型で軽量、大容量で使い勝手がいいリチウム電池は知らない間に日常生活に欠かせないものになってしまった。特にこれから電気自動車の需要が増えれば、リチウムの需要もうなぎ上りに増えていく。

それでは、リチウムはどこで、どのように採掘され、加工されて私たちの手元に届くのだろうか。

5月初めに、ロンドンに本社を置くサヴァナ・リソーシズ社(オーストラリアの会社だという噂も聞いた)にポルトガル政府が国内のリチウム鉱脈の試験採掘を許可したというニュースが広まった。そしてあっという間に反対の署名活動が始まった。

何が問題なのか。まずはその採掘だ。リチウムが含まれている鉱脈に到達するために、ポルトガルの場合、露天掘り採掘で直径数キロ規模の広大な土地が掘り下げられる。当然、該当地にある村、農地、牧草地帯、森林などが失われる。採掘過程では間断なくダイナマイトが使用される。地下水系が分断されるせいで従来の水の供給源が断たれる。加工の過程で地下水が汚染される。さらに、採掘済みの鉱山は原状回復されず放置されるため、地元住民が採掘以前の生活に戻ることはほぼ不可能だ。

夏の雷雨

ここ数日、蒸し暑かった。入道雲ができては消え、雷が来そうな鉛色の雲が空を覆っていた。雨の予報は出ていたが、夏の雨はほとんど降らずに蒸発してしまう。

が、昨日8月25日は違った。日曜日は大抵忙しい。特に最終日曜日は、タブアで服の無料交換ショップが月いちオープンするので、週末の野菜市場で一週間の野菜を仕入れ(とは言っても、今の時期は庭に野菜が山ほどできているので、買うものはほとんどない)、友人とお茶(というかコーヒー)をしてからスーパーを周り、服の無料交換ショップを覗く。昨日は、帰宅してから庭でちょっと作業をして、夕方は友人3人が音楽を演奏するというので車で20分くらいのレストランへ出かけた。

演奏が始まって一時間もすると、近くで雷がゴロゴロと鳴り始めた。それでも、雨は降らずにそのうち何処かに行ってしまった。雷はともかく、雨は降ってもらいたい。確かに今年は冷夏だが、最後に雨が降ったのはいつだろう、かなり乾燥してきた。

夕食を終えて帰宅。雷は近くで鳴っているのに、雨は一滴も降ってこない。雨は無理か、と諦めかけた頃、突然、頭上で稲妻が。同時に大音響。

あっ、落ちた! と思う間もなく停電。ベランダに出ると、ウチの集落も近くの村も真っ暗闇の中。稲妻が走るとスカイラインが黒い夜空に浮かぶ。

グーズベリーのジャム

6月初め、グーズベリーが熟してきた。今年は豊作。ということで、早速収穫してみた。

グーズベリーには鋭いトゲがたくさんあるので、手はひっかき傷だらけ、作業着にも鉤裂きが幾つかできてしまった。それでもカゴが実でいっぱいになると達成感が味わえる。

収穫直後、忙しくて加工できなかったのでそのまま洗って冷凍した。最近になって、ジャムを作った。

ジャムにすると黄緑色のグーズベリーがこんなに深いルビーのような色になるとは知らなかった。

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