June 2021

どうなっている、ワクチン接種?

ポルトガルでは4月末までには80歳以上のワクチン接種はほぼ完了、5月半ばにはワクチン接種対象は60歳以上の国民及び居住者となっている。私もすでに、1度目の接種を終えた。

日本では6月半ばを過ぎてやっと、高齢者にもワクチン接種の順番が回ってきているようだ。日本の様子を見ていると、医療関係者等、第一線で仕事をしなければならない人たちに優先的にワクチン接種を行い、その後、高齢者から順番に進めていく、と言っているようだが、実態は割り込みや大規模接種で順番など守られていないように見受けられる。だいたい、大規模接種の会場に、自宅で生活している高齢者の中には簡単に行かれない人も多いだろう。

さらに、厚生労働省のサイトを見ると、高齢者65歳以上と一括りにしているため、65歳の人ならば自分で煩雑な手続きをができても、90歳を超えていれば自分ではできずに、どうしても後回しになってしまうのではないだろうか。電話がかからない、インターネットがダウンした、という話がニュースで伝わってくる。

それなのに、オリンピック選手や関係者には優先的に接種をするという。一体、どうなっているのだろうか。公平性よりも、オリンピック開催優先。高齢者は面倒だから一括り? 日本では、きめ細やかで親切なサービスが大切にされてきたのではなかったのか。

混乱を極めるコロナ対策 英国の場合

英国はコロナ対策で、感染者数の増減によって各国を赤・黄・緑に色分けをしている。緑に分類された国には必要不可欠な理由以外でも渡航が認められ、コロナの簡易検査及びPCR検査の陰性結果は必要だが、帰国した際の隔離義務もない。黄に分類された国には必要不可欠な場合は渡航が認められ、帰国の際には自宅などでの自主隔離が義務付けられる。赤に分類された国へは原則渡航禁止で、帰国した際には10日間、政府が準備した宿泊施設での隔離が義務付けられ、費用約20万円は自己負担となる。

欧州の感染者数が増加したこともあって、英国民は欧州への渡航を禁じられていたが、5月に入り、感染者数が減少してきた国が出始め、観光も許可される国がリストアップされ、ポルトガルもその中に含まれていた。長引く移動制限で何度も海外での休日中止を強いられ、計画変更にうんざりしていた人たちは早速、ホリデーの計画を立てて出発した。ポルトガル南部には英国からの観光客が、1日5千人規模で押し寄せてきた。

世界一長いつり橋

ポルトガル北中部のArouca Geoparkで世界一長い、歩行者専用のつり橋が2年間の歳月をかけてて完成した。5月3日から一般公開されている。 全長516メートル、歩く部分は金属で格子状。遥か下に、峡谷を流れる川が見える。

ポルトガルで何が世界一かと聞かれて、私にはぱっと思い浮かぶものがない(すみません)。世界一の何かがなければいけないというわけではもちろんないし、ポルトガルには良いところがたくさんある。これからも地味でも人間味のある住みやすい国であり続けて欲しいと思っている。

けれども、これは世界一のつり橋だ。ちょっと怖そうだけれど、面白そう。そのうち、行ってみたいと思う。

 

https://www.bbc.com/news/av/world-europe-56938388