ポルトガルのロックダウン(外出・社交規制)とマスク
10月15日から、ポルトガルでは再度のロックダウンが始まった。社会的・経済的な悪影響は最低限に抑えるようにするとは言うが、今回はレストランを含めた商業施設や公道では集まってもいい人数の上限は5名、結婚式など家族行事においては最大50名(マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保)までの人数制限。治安当局の取り締まりが強化され、最大1万ユーロの罰金が課される。公道ではマスクの着用が強く推奨されている。
警察の権限強化や罰金がいいとは思えない。だが、そうしなければ規制が機能しない面はあるのだろう。
10月16日現在、ポルトガルの感染者数累計は93,294人。対して日本は90,710人。死者数はそれぞれ2,128人と1,646人。
人口100万人に対する感染者数はポルトガル9,157人、日本718人。ただし、累計検査数はポルトガル300万件近く、日本250万件程度。ポルトガルの人口は日本の約12分の一である。
単純に感染者数の数字だけをみると、ポルトガルの感染者数は日本の12倍!? だが、検査数は日本の方が少ない。もし、日本がポルトガルと同じ程度の検査をしたならば、感染者数はポルトガルと同じくらいになるのかもしれない。
ポルトガル、というか田舎のこのあたりではあまり感じないが、ヨーロッパの特に都市部ではマスクの着用について意見の対立が顕著化している。「マスク着用は人権侵害だ」としてマスクを着用せず、ソーシャルディスタンスもとらずにデモが行われたりもする。そう主張する人も数人、身近にいる。その一人は欧米系外国人で、ポルトガルにはボランティアとして一時滞在中。「マスクの強要で私の人権は侵害されている。私が新鮮な空気を吸う権利はどうなるの?」ということらしい。「特殊事情がある人はマスクをしなくてもいいのではなかったっけ?」と言っても、聞く耳は持たない。
日本、そして多分韓国や中国や台湾などではマスクに対してそんな嫌悪感情を持つ人はほぼいないけど、と説明すると今度は「日本人は最初から従順だからでしょ」ときた。当たっていないとは言わないけれど(苦笑)、それって、ちょっと失礼じゃないの?
新型コロナでは誰もが不安になっている。私だって不安でないわけではない。日本だと多分、良いか悪いかは別として、こんな時勢だから一致団結して乗り越えていこう、みたいになるのだろう。背景や文化が異なる人々と暮らしていると創造的な解決策も出てくる反面、物事は単純に一方向には流れない。
写真はhttps://www.worldometers.info/coronavirus/のサイトから、10月16日午前9時24分(GMT)のもの。因みに、ポルトガルの人口は一千二十万人ほど、日本は一億二千六百万強。
マスクが嫌ならば、このようなシールドはどう? 5リットルのミネラルウォーター容器を使ったもの。


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