待望の石畳 職人の作業編
中世のヨーロッパといえば、石畳の街道や路地が思い浮かぶ。二頭立ての馬車が街から石畳の街道へ、それは未舗装の田舎道に続いていく。それだけではない。中庭やパティオの石畳の上にテーブルや椅子を出して木陰で優雅に午後のお茶を楽しむ...。
石畳を敷くことは長い間、考えていた。人づてに職人を紹介してもらったりもしたが、予定が合わずに会えなかったり、見積もりが出てこなかったり、出てきた見積もりが予算と合わなかったりで、なかなか実現しなかった。
そしてコロナ禍。私は日本で足止め。ポルトガルでも外出規制で基本的には不要不急の外出が日本よりも厳しく制限された。石畳職人も例外ではなく、遠出の仕事がなくなった。そしてやっと、順番が回ってきた。
石畳について、ロマンティックなイメージもあったが、現実的な理由もあった。一つは雑草。春には刈っても刈っても雑草が生えてくる。次に雨。雨が降ると泥だらけになる。更に、地面に起伏があるので人によっては足元がしっかりしない。何より、石畳だと見た目が何倍もよくなる。
私たちの予算に合う見積もりを出してくれた職人に仕事を頼んだ。この辺りでは腕がいいと評判の職人だ。作業が始まってわかったのが、職人の仕事は石を並べるだけ、だということ。作業に必要な石や砂利や砂を運ぶのは別料金、または自分たちでやるということだった。
一度、職人が助手を連れて来たが、一日、作業を見ていて、これなら自分でやったほうがいい、と連れ合いは考えた。職人が石を並べているそばから、必要な石を門の外から手押し車に乗せてせっせと運び込む。一日に数トン運んだ。職人の作業は早いから、休んでいる暇はほとんどなかったという。手伝ってあげたかったが、日本で足止めを食っていた私に為す術はなかった。
2週間ほどで、細かいところを残して作業は終了。私が帰国した時には、細部を残して綺麗に仕上がっていました!
お疲れ様でした...
写真は上から
石畳を敷く前。奥が母屋。
作業が始まった直後。地ならしのために表土を取り除いたところ。
作業中の風景
職人の作業が終わった状態。帰宅したらこうなっていた。




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