ローロウザの中世夏祭り
ポルトガルの夏は毎週どこかで夏祭りが行われている。私たちのお気に入りは中世の夏祭り。村人が中世の衣装を身につけ、屋台や夜店がところ狭し、と道や広場を埋め尽くす。中世をテーマにした寸劇や大道芸が路上で披露される。コインブラなど都市でも中世の夏祭りは見られるが、村で催される中世祭りはさらに味わい深い。ということで、ローロウザ村の中世夏祭りに行ってきた。
この祭りも年を重ねるごとに少しずつ規模が大きくなっている。出し物もさらに工夫されて面白くなってくる。
今年は教会前の広場で魔女狩りの寸劇が行われ、子供達がそれこそ釘付けにされて見ていた。広場の真ん中に十字架が立てられ、その周りに火がともされる。チロチロと燃えるその火で魔女が火刑に処される...魔女役の女性は十字架の前まで連れては来られるが、もちろん、火刑に処されることはない。その代わりに、中世の時代には魔女だと言いがかりをつけられて多くの女性が処刑された、という説明で終わる。
この日の目玉は中世の「騎士」による競技だった。村の教会の裏に作られた俄仕立ての競技場で二人の馬上の騎士による競技が行われた。騎士は兜をかぶり、鎧を身につけ、槍で武装している。
50メートルほどの距離で馬を駆って、ぶら下げられた直径10センチほどの輪っかを槍で仕留める。疾走しながら首に見立てたキュウリを切り落とす。クライマックスは馬上の騎士二人の白兵戦。一人が槍で馬上から突き落とされる。それでも落馬はせずに馬の首にしっかと掴まる。が、もう一度突かれて、落馬。運良く、数メートルしか引きずられず、疾走する馬に蹴られも踏まれもしなかった。だが、私にはこれが演技だったとは思えなかった。
ホントに大丈夫なの!? とかなり心配した。落ちた騎士は競技の最後に両脇を支えられながらふらふらと立ち上がり、観客に手を振っていたが、私には今でも、あれが演技だったとは思えない。
写真の上は騎士を乗せて疾走する馬。
下は見世物にされていたフクロウ。写真を撮られるのが嫌だったのだろう。カメラを構えると後ろを向いてしまった。
屋台の一場面
大道芸人が観客に囲まれてパフォーマンスを披露する




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