第十七日目 ヴローラ(Vlora)泊
ぺトランの宿で、朝食にはおばあちゃんのパンケーキを食べて出発。ヴローラへ向かう途中、山間部を走っていると何だかガソリンの匂いが漂ってきた。もしかして、この車からガソリンが漏れている? 走っている道は舗装されたばかりだから、もしかするとアスファルトの匂いかもとも思った。それでも心配になって車を停めて、チェックしたが特に問題はなさそう。ふと目を上げると、前近代的な風景が...。
ギイッ、ギイッ、ギイッ、ガチャン...。ギイッ、ギイッ、ギイッ、ガチャン...。
随分昔に、英国のどこかで見たことがあるような機械が作動している。錆びたタンク、半分崩れかけたような建物。何と、油田に行き当たったのだ。ガソリンの匂いは車からではなくて、地面から立ち上っていたのだ。油田の周りはオリーブの木々。これらのオリーブは立ち上る気化した石油を吸い込んで育っているに違いない。オリーブオイルは大丈夫なのだろうか?
ヴローラの旧市街を散歩してから、岬にある僧院を訪ねる。午前中は天気はよかったが、午後になると風が出始めた。僧院に向かう橋の上では飛ばされるのではないかと思った。海岸に出てきたからだろう、昨日の山中と比べると、雲泥の差。
英語はほとんど通じないが、とてもフレンドリーなオーナー夫婦。放し飼いの鶏が庭を走り回り、一緒にビールを飲んでいるとネコが膝に座り、犬がネコにじゃれつく。
ところで、アルバニアの運転事情はあまりよくない。慣れればそうでもないのだけれど、二車線で前方から車が来るのに追い越しをかけてきたりする。追い越されている車が路辺に寄って道をゆずる。それでも、外国ナンバーの車がもたもたしていると、止まって待ってくれたりもする。
アルバニアに入ってから交通事故は2件目撃した。一件は車同士の衝突、もう一件は大型トラックから積荷のみかんが荷台からおちて路上に散乱していた。あわや事故! という状況も2回、目撃した。私たちは、というか連れ合いは慎重に運転している。それでも時々、ヒヤッとする。
写真は上から
ペトランの朝
油田Kocul辺り
Vloreの旧市街
僧院




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