第十日目 アテネ泊 アクロポリスへ!

1979年年末から80年初頭にかけて、アテネに滞在していた。アクロポリスが頭上に迫るプラカ地区。泊まっていたのは貧乏旅行者の間では有名だったプラカイン。食事は屋台で売っていたスブラキのピタパンサンドイッチ。これでもか! というくらいに野菜が山盛り入っていた。アクロポリスに行くことはなかった。観光客が行くところなんて誰が行くか! みたいな貧乏旅行者の意地(?)のようなものもあった。でも行ってみたら1度目は休日で休み、2度目は閉館時間が過ぎて入ることができなかったというだけのこと。

センチメンタルジャーニーっぽいけれど、今回のアテネでは、40年以上前にできなかった(やらなかった)ことを全てやった気がする。アクロポリスとアクロポリス博物館(当時はなかった)を訪ね、レストランで食事。喫茶店で濃厚なココアを飲んでケーキを食べて、市場で自家製ワインを買った。何よりも、移動手段が車である。宿泊も小綺麗なアパートの一室。

プラカ地区は当然ながら変わった。昔の面影はない。観光客で賑わう路地には世界中どこに行っても同じブランドの店が並んでいる。空港のモールと同じだ。土産物店も似たり寄ったりで個性がない。何でこうなってしまうのだろうか。観光客は、つまらないとは思わないのだろうか。観光地なんてそんなものだと思っているのだろうか。

写真は上から

雨にけぶるアテネ(珍しい!)
イロド・アティスコス音楽堂
アクロポリス全景
アクロポリスの中で水を飲むネコ。アテネの街角ではネコ用の餌と水をよく見かける