ファドの路上公演
ポルトガルの村には、楽隊が演奏する円形の屋外スタンドがある。子供達の遊び場になっていることが多い。実際に、楽隊が演奏をしているのは一度しか見たことがない。
8月末のある夜。近くの村でコインブラのファドが演奏されるというので聴きに行った。この日は夜になっても寒くならず、屋外コンサートには打って付けだった。屋外スタンドが舞台になるはずだったが、高すぎて歌い手もギタリストも椅子に座った聴衆には見えないだろうと、急遽、その隣にある水くみ場が舞台になった。聴衆は路上に並べられた椅子に座る。この道路の先は行き止まりだから、車はあまり通らない。半円形に石壁でかこまれた水くみ場は音響も良い。聴衆の半分はポルトガルに移住してきた外国人だったようにみえたが、身なりの良い地元ポルトガル人もちらほら。
コインブラ・ファドはリスボンのファドとは異なり、歌い手は男性。通常のギターとポルトガル・ギターの演奏で歌う。ギタリストも当然のように男性である。この日は珍しく女性がポルトガル・ギターを演奏した。
写真は上から
水くみ場の前でファドを歌うファディスト。向かって右側が女性のギタリスト
同上
ファドに聴き入る聴衆



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