竹の開き戸を作る

道路に面した庭の一角に毎年一度だけ、冬に薪ストーブで使う薪を搬入する時に、開閉する開き戸がある。元々はブドウのつるが絡んだただの垣根だった。何年も前に、連れ合いがつると支柱やワイヤーを1.4メートルほど押し除けて、友人からもらってきた直径10センチほどの竹で作ったものだ。

時が経って、麻ヒモが劣化してボロボロになり、重さで蝶番が歪んで、だんだんと形が崩れ、ちょっとかわいそうな状態になっていた。その状態で数年経ってしまったのだが、やっと一念発起、開き戸兼垣根を作ることにした。

とは言っても、そんなものを作ったことは一度もない。まだ幼稚園の頃だろうか、父が作った開き戸に上って遊んだことがある。インターネットで調べると、色々と出てくるが、私のイメージに一番近かったのは枝折り戸。でも、サイトを見てみると「表皮はぎ」とか難しそう。父が作った開き戸は、もっと簡単に細めの竹を丸ごと使っていたような気がする。

庭には小さな竹林がある。生えているのは太くても直径が6センチほど。収穫した竹を前に、どこから手をつけたらいいのだろうかとちょっと呆然としたが、竹をそのまま使うのは無理な気がしてきた。

収穫した竹を1メートルと1.4メートルの長さに切り、それぞれを4分割した。それを編めば何とかなるのでは...。庭に割り竹を広げて編み始める。材料が材料なのでそんなに簡単には編めない。編んでも滑って解けてしまう。そんなことを何回か繰り返した。忍耐力の勝負である。
一応何とか、叩き台のような、こんなふうな形にしようかなという原型ができた。それからが大変。固定できずにしなってしまうのだ。つれあいに相談して、叩き台はそのままに、もっと密に編み込もうということになった。密になるにつれて、編み込みはもっと難しくなる...。

「できた!」と思った途端に、最後に編み込んだところがすべって解けて、それにつれて他の部分も解けてしまう。何度も繰り返して、もう限界! という頃になってやっと何とかなった! 編み込んだところが解けないように、そうっと針金で固定していく(これは連れ合いがやった。私はここまででもう気力も忍耐力も使い果たしてしまった)。

半日以上をかけてここまで作業をしたのは9月2日。あとは、高さを調整して取り付けるだけなのだが、まだそのままになっている。

職人技だが、難しそうな枝折り戸
https://nippon-teien.com/2020/04/10/how-to-make-a-branch-door-bamboo/

このサイトを見て、割り竹を使うことにした
https://nippon-teien.com/2020/03/04/%E7%AB%B9%E5%9E%A3%E4%BD%9C%E3%82%8A...

 

写真は上から

うちの竹藪

長さに切った竹

竹を割っているところ

最初の叩き台。心もとない感じがしている