セーラ・ダ・エストレラの大火災

八月六日から1週間燃え続けたセーラ・ダ・エストレラの森林火災がやっと鎮火した。セーラ・ダ・エストレラはポルトガル大陸部の最高峰1,993メートルのトーレを頂点に、広大な自然保護区域を抱えている。

六日の早朝三時過ぎにコビリャーで出火して以来、五つの自治体をまたいで燃え続け、自然保護区の10パーセントを超える17,000ヘクタールが焼失した。気温は47度を記録した一時期の猛暑に比べれば10度程度は低いがそれでも30度台後半。地形が複雑で接近しにくく、風向きがコロコロと変わり、消化作業は困難を極めた。連日、1,500人に上る消防隊員、500台近くの消防車、空中消火の飛行機とヘリコプターが投入された。

その間、他に森林火災がなかったわけではない。セーラ・ダ・エストレラの森林火災から西に約50キロで発生した森林火災は24時間程度で消火されたものの、移動速度が速く、民家や農地等に被害が及んだ。

報道はどうしても人間中心になってしまうが、森林を住処とする野生動物の被害はどのくらいになるのだろうか。山火事を生き延びたとしても、これから暮らしていく森はもうないし、移住の世話をしてくれる者はいない。

ポルトガルのニュースサイトのリンク

https://www.rtp.pt/noticias/pais/fogo-da-serra-da-estrela-dado-como-dominado_n1426018

https://www.rtp.pt/noticias/pais/area-ardida-na-serra-da-estrela-ja-ultrapassa-os-17-mil-hectares_n1426004

写真は上から

ECのコペルニクスサイトから。赤い部分がセーラ・ダ・エストレラの焼失区域。左側の多い違法の青い部分がセーラ・ダ・エストレラの40キロ程西で発生した森林火災。

青い部分の火災現場上にもくもくと沸き上がる雲。写真では見えにくいが、雲の手前を煙が流れている。現場から15キロ程度離れた地点で撮った。