ポルトガル総選挙 与党、予想外の圧勝
1月30日の総選挙で、与党議席の大幅減という事前の予想を覆して与党社会党が圧勝。史上2度目の与党過半数政権となった。 社会党の議席は230議席中108議席だったが、117議席を獲得した。
アントニオ・コスタ首相は勝利宣言で「絶対多数は絶対権力や一党政治を意味しない。担う責任がさらに重くなるということであり、全てのポルトガル人と共に、ポルトガル人のための政治を行う」と語った。
ポルトガルの極右政党シェーガは前回1議席から今回12議席を獲得して躍進した。極右や大衆烏合主義に足がかりを与えてしまった格好だ。シェーガは反ロマ人や反移民、反社会保障など排他的・弱肉強食を政策に掲げ、特にここ2年のコロナ禍で生活が苦しくなった人々の心を掴んだと思われる。目の前の生活が苦しくなれば、弱者を標的にして憂さを晴らそうとする人が出てくる。極右は人々の苦境を好餌として派生する、憎悪や鬱屈を糧として成長する。
それにしても、アントニオ・コスタ首相の勝利宣言には感動した。例えこれが思わぬ大勝利の興奮の中で発せられたとしても、こんな言葉が高揚している瞬間に出てくるのだ。有言実行かどうかはこれから見守っていくとしても、日本の首相が嘘でもこんな勝利宣言をするとは思えない。絶対多数を獲得したならば、何をやっても許されると考えるのが残念ながら現在の日本の一党政治だ。
誰にでも正当であり、生活が安定する状況が生まれれば人は他人に優しくなれる余裕ができる。アントニオ・コスタが勝利宣言通りに、誰にでもフェアで安定した社会を目指すことを期待したいと思う。
総選挙に関するニュースのリンクはこちら
https://www.tokyo-np.co.jp/article/157365?rct=world
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-60194375
https://www.rtp.pt/noticias/politica
https://www.theguardian.com/commentisfree/2022/feb/02/portugals-socialis...
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