August 2020

南蛮漬け

ポルトガルから日本に伝わってきたのは、火縄銃とキリスト教だけではない。カステラもボーロも、そして南蛮漬けもポルトガルが元祖。私に言わせれば、メロンパンも多分ポルトガルのパオン・ド・レイ(王様のパン)が元祖。形も大きさも、見た感じもかなり似ている。

カステラは日本に伝来されて以来、日本で進化した。ボーロは日本では直径1.5センチくらいの小さな焼き菓子を指すが、ポルトガルでボーロといえば小さな焼き菓子のみではなくケーキ全般を意味する。言葉の意味が少しずつ、ずれてしまったのだろうか。

だが、南蛮漬けは原型が留められている。初めてカフェで見たときには感激した。見た目も、味付けもほぼ同じ。揚げた魚にタマネギや赤ピーマンをのせ甘酢をかける。

ウチの村に一軒だけあるカフェにも、たま〜にある。「次はいつ、作るの?」と聞いたら、食べたければ明日作ってあげる、と言われた。そして作ってもらったのが写真の南蛮漬け。これまでポルトガルで食べた南蛮漬けの中で、一番美味しかった!

今時のヤギ追い

この辺りでは、今でも伝統的な羊飼いやヤギ追いがいる。羊やヤギを放牧に連れて行き、日がな一日、見守る。のどかなカウベルの音がカラン、カランと風に乗って流れていく。ウチのすぐ前の空き地にも、時々、羊やヤギが村のおばさんに連れられて草を食みに来る。

あまり伝統的ではないヤギ追いもいる。夕方、村に帰ってきたときのこと。細道でヤギの群れに行き合った。車を止めて通り過ぎるのを待っていると、ヤギの後ろからトラックに乗った近所のヤギ追いが。う〜ん、最近は車でヤギを追うのか...。ヤギたちは別に急かされるわけでもなく、ゆっくりと後ろを付いてくる車の前を悠々と歩いていった。

 

写真は上から:

道草を食いながら進むヤギの群れ

後ろからゆっくりと付いてくるヤギ追いのトラック